2010年9月22日水曜日

だるまさん

だるま達磨は、仏教の1派である禅宗開祖の達磨の坐禅姿を模し、宗派を越え縁起物として広く親しまれている置物です。
多くは張子(はりこ)で製作され、目の部分は書き入れずに空白のままに残し、そして何らかの祈願を行って、祈願が叶うと目を書き入れるという習慣があります。

起源
玩具に、底が丸く重心が低く作られていることによって倒しても起き上がる起き上がり小法師というものがあります。その何度も起き上がるようすが、達磨の面壁九年という坐禅をし続けた逸話に見立てられ、達磨の顔が描かれるようになりました。そしてこの「起き上がり」「七転八起」と言うことから、次第に縁起物とされるようになりました。

なぜ赤色なのか・・・
だるまは、古来ほとんど赤色を基調とした塗装が行われていました。これは達磨が赤い衣を着ていたとされる事に由来するらしいのです。その他に、赤色には魔除けの効果があると信じられていました。また、疱瘡を引き起こす疱瘡神が、赤色を嫌うと信じられていた事からも由来しているのではないかとされています。

だるまさんから生まれた遊び

「だるま落とし」

弾丸の先端に形状が似ただるまの下に、薄い円柱を数段重ね、それを横から1段ずつ木槌で叩いて抜き、倒れないようにうまく一番上のだるまを落とす遊びです。

「だるまさんがころんだ」 

鬼ごっこの変種と考えられます。鬼がその他の参加者に背中を向けて「だるまさんがころんだ」を唱える間に、他の参加者が鬼に触れ、より遠くへ逃げることを目的とし、また、鬼が唱えおえて、振り返ったとき他の参加者は絶対動いてはだめです。
動いたところを見つけられるとつかまります。

「にらめっこ」

二人が顔を見合わせ、笑いを我慢します。この時、「だるまさん、だるまさん、にらめっこしましょ、笑うと負けよ、あっぷっぷ」とかけ声をかけ、その瞬間おもしろい顔を相手に見せ笑わせたほうの勝ちとなります。

 

楽しい遊びにいつの間にかだるまさんが加わって一緒に遊んでいたんですね。

            不思議な感じがしますよね・・・。